日本から直行便で約5時間の南国であるフィリピン。今回はそんなフィリピンの地理や基礎情報について紹介します!
概要
フィリピンは、日本の南西に浮かぶ7500以上の島々からなる島嶼国です。東京・マニラ間の距離は約3000kmと日本の目と鼻の先にあります。フィリピンと言えば、、「バナナ」「マンゴー」「南国」といったイメージをお持ちの方も多いと思いますが、大正解です。日本と大きく異なる熱帯に位置し、トロピカルな雰囲気を楽しくことが出来ます。
以上のように、フィリピンは日本と似た特徴と大きく異なる特徴を持っています。
フィリピンの都市と地域区分
皆さんはフィリピンの都市をいくつ知っていますか?
フィリピンには日本と同じように三大都市が存在します。その三大都市は①マニラ、②セブ、③ダバオです。マニラとセブ・シティはそれぞれ周辺の都市と「都市圏」を形成しています。例えば、マニラ首都圏(メトロポリタン・マニラ)のケソン市、マカティ市、パラニャーケ市、セブ都市圏(メトロ・セブ)のマンダウェ市、ラプ=ラプ市、タリサイ市が都市圏を形成します。
また、それぞれの都市(都市圏)を中心として、フィリピンの国土は3つの地方に分けられます。1つ目が、マニラを中心とする「ルソン」、2つ目が、セブを中心とする「ビサヤ」、そして3つ目がダバオを中心とする「ミンダナオ」です。
そして、それぞれの地域が異なる文化を有しています。
ルソン(Luzon)
ルソン地域の大部分はマニラが位置するルソン島により構成されています。ルソン島はフィリピンの北部地域であり、人々はタガログ語などを話します。この地域には、「ビガン歴史都市」や「コルディリェーラの棚田群」、「フィリピンのバロック様式教会群」の構成遺産があります。また、美しい火山であるマヨン山や北部地域を中心に美しいビーチが点在しています。つまりルソンは大都市と自然、文化のすべてを楽しむことの出来る地域であると言えます!
ビサヤ(Visayas)
ビサヤ地域はフィリピン中部の比較的大きな島々によって構成される地域です。メトロ・セブのあるセブ島、マクタン島の他にチョコレートヒルズで有名なボホール島、バコロドやドゥマゲテといった都市が位置しサトウキビプランテーションで有名なネグロス島、イロイロを中心として沖合いにボラカイ島があるパナイ島、その他にもレイテ島、サマール島などからなります。この地域の魅力は何と言っても多様性!。それぞれの島々がそれぞれの文化、生活習慣、言語(方言)を持っておりフィリピンの文化の多様性を感じることが出来ます。また、美しいビーチが多く点在するのも地域の魅力です。リゾートとして有名なセブ以外にも、ボラカイ島やボホール島、パングラオ島、その他多くの離島が美しい景観を持っています。
ミンダナオ(Mindanao)
ミンダナオ地域はフィリピン南部のミンダナオ島を大部分とする地域です。ミンダナオ島の南部にはダバオがあります。ダバオといえば、そう!ドゥテルテ元大統領の出身地です!ミンダナオでは多くのムスリムが生活しています。歴史的な経緯からイスラームと関わりの深い地域です。そのため、カトリック教徒が多くを占めるフィリピンにおいてはユニークな地域と言えるでしょう。近年は、政情不安により、外務省の危険情報では多くの地域にレベル2または3が発出されています。
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